令和3年 住職挨拶
明けましておめでとうございます。
令和3年を迎え、心新たにお過ごしの事と存じます。昨年は、新型コロナウイルス感染が騒がれ、これからどうなって行くのか懸念されますが、ワクチンが開発され、ウイズコロナと言われるように、命取りにならない事を願うばかりです。
さて、昨年十二月に教化委員会を開催し、本年度の主なる行事予定が決まりました。
次ページ以降をご覧いただき、今から 予定していただければと思います。
さて、お寺にお参りいただく事は、亡くなった方を偲ぶと共に、自分自身が願われている本願に出遇わさせていただく事です。
朝、晩のお参り、お葬式後の七日七日や、又年回法要の時などで合掌し、お参りさせていただく事により、自分に懸けられている願いに気がつかせていただく事が出来ると思います。
私どもは、南無阿弥陀仏(お念仏)を忘れておりますと、自分が自分の思いに振り回されている事にも気がつかないで、ああなたら、こうなったらと自分の思いばかりを追求し、今ある尊さを忘れて生活してしまいます。
尊前で礼拝しておりますと、名号不思議、誓願不思議と言われておりますように、ふっと今ある尊さに気がつかせていただけるのです。
私どもは、他人から自分の悪い事を言われますと腹が立ちます。しかし自分で 気がつきますと、そこから自分自身を見直して行くことが出来ます。私が願う以前に諸仏から、先祖から願われ続けられている自分自身に気が付かせて頂けるのです。
浄土真宗の教えは、ただ念仏申しなさいとの教えです。
亡くなられた方のご命日を中心に、自分が願われている事に気付かせていただく機会をお持ちいただければと思います。
なお、お参りいただく時は、事前に連絡いただき、日時を決めてから御来寺下さいますようお願い致します。