漆と圓覺寺

JAPANという英語は、「日本」という意味のほかに、「漆、漆器」という意味があります。CHINAも、「中国」という意味のほかに、「陶器、磁器」という意味があります。日本は漆の文化から始まり、中国は陶器の時代から始まったことに由来するそうです。

圓覺寺の本堂には御内陣(ごないじん)に漆が塗られています。
この漆の仕上げ方と蝋色(ろいろ)仕上げと呼ぶのだそうです。漆を塗ったところからは虫が入ることもなく腐食しません。それでありながら、木材が呼吸することができるのだそうです。

日本の漆の技術によって、圓覺寺は長く守られてきました。

圓覺寺の歴史は黒石藩の歩みと同じ年数を数え、現在の住職で十六代目になります。

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